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![]() ![]() 行ってきました! 梅雨真っ盛り、降ったりやんだりの曇り空だけど、ここだけは熱気むんむんでした。宝塚大劇場のすぐ近く、宝塚ホテルで6月23日に行われた、スカイ・ステージ初の公開トーク番組の収録現場に、私・MKも行ってきたのです。スカイ・ステージ・トーク Special第1回「春野寿美礼・瀬奈じゅん」。約4,000人の応募者の中から当選した幸運な600人の方々とともに楽しんだこのトークの模様を、今回は生レポートしましょう。詳しくは7月6日開始の放送を見ていただくとして、当日の雰囲気をちょっとだけお楽しみください。
会場の宝寿の間は、宝塚ホテル6階の大きな宴会場。受付開始は17時半というのに、17時すぎにはすでに参加者の姿がちらほら。受付周辺で、おしゃべりをしたり、座席表を確認したりと、静かな中にも公開収録への期待とときめきがジワーッと伝わってきます。連れに連絡をとるのでしょうか、携帯を広げている人も目立ちます。そんな静かな雰囲気が一気に変わったのが開場10分前、17時50分くらいから。エレベーターから下りる人が急に増え、4か所ある受付にも列ができました。ほとんどが女性です。母子(小さなお嬢さんを連れたお母さんの姿も)、姉妹、加入者とお友達の視聴者……平日の晩ということもあり、やはり女性の方が多いですが、ご主人でしょうか、男性の方もちらほらいらっしゃいます。 18時ジャストに開場。席があらかじめ抽選で決められているので、大きな混乱もなくスムースです。入ると正面の壁一面に大きな白い幕。スカイ・ステージのロゴマーク入りです。その前がステージになっていて、テーブルと椅子が3脚。テーブル上にはひまわりを主体とした盛り花が置かれています。正面ステージの前はエプロンステージで、座席に向かって細長く張り出しています。そのエプロンステージ先端前の座席は、ステージに手をのばせば届くくらいの至近距離。ここに当たった人はラッキーですね。その間にも受付には人が続々と詰めかけ、「18時20分には入場ください」という呼びかけに、急いで着席。収録のためのビデオカメラが3台に音響機器、ステージの左右横には大型テレビモニターが2台設置されています。 18時半の定刻少し前に司会の山崎朱里さんが登場し、携帯の電源を切るなどの諸注意と、拍手のお願い、放送日のお知らせ。いったん退場、しばらくして再登場し、二人の入場を宣言。照明が落ち、いよいよ登場です。座席後ろの左右の扉から1人ずつ入場すると、一斉に割れんばかりの拍手。座席間の通路を通ってステージに向かい、すぐ脇を通る、その距離の近さに、会場にはなんともいえないざわめきが広がります。服装は、春野が光沢のあるグレー地に黒いピンストライプのスーツと黒のTシャツ。瀬奈がワイドカラー、セーラー風パンツの白無地のスーツに黒のタートルネック。エプロンステージで一礼し、メインステージへ。挨拶して着席し、いよいよトークの開始です。
まずはスカイ・ステージについて。二人とも実家で加入しており、「家に帰ると、母に見なさいよ! と言われる」(春野)とか。自分が出ていると、瀬奈は「恥ずかしい」が、春野は「見入っちゃうタイプ」と、対照的です。 次に、開局以来1年間で二人が出演したスカイ・ステージの映像がダイジェストで流れ、それを見ながらのコメント。左右の大型モニターのほか、テーブル上には出演者用モニターも設置されているらしく、二人はそれを見ながら話を進めます。ちょうど1年前の開局セレモニーに始まり、博多座公演のNOW ON STAGE、春野のロングインタビュー、「エリザベート」NOW ON STAGE、春野と朝海ひかるの同期対談、瀬奈と水夏希のスカイ・ステージ・トーク、さらに今回の「野風の笛」「レヴュー誕生」NOW ON STAGE……収録当時のエピソードが二人の軽妙なやりとりで楽しく語られます。他の組の生徒との対談に関して、「こういうことでもないとなかなかゆっくり話せないのでいい機会だった」と、二人とも口を揃えていたのが印象的です。春野の「私たちってストレートだよね。飾ったり、自分たちをこう見せようってとこがない」という言葉通りの、飾り気のない率直な発言が、ポンポンとテンポよく続き、会場は大いに盛り上がります。 次には公演中の「野風の笛」「レヴュー誕生」について。初日映像を見ながら、初日の感想、作品について、役や出演場面についてなど、軽妙なトークが続きます。刀が抜けない、袴が脱げそうになったなど、日本もの特有の苦労、失敗談が笑わせます。次に今年のTCAの映像が流れ、轟のバトラーを相手に瀬奈のスカーレットが登場すると、春野が「ワーッ」とびっくり。「すごい笑顔だったよ」という春野のつっこみに、瀬奈が「うれしかったんだ……(みんなに)笑われた意味が分からない。だって(スカーレットは)実際にやったんだよ」。とぼけたやりとりに、会場はますます盛り上がります。TCAで紫の靴を用意していなかった春野に瀬奈が公演で使用中の靴を提供したという話も、いい話なんですけど、おかしかったですね。サイズは同じながら、瀬奈の足は高さがあり、春野は幅があるそうで、きれいに磨いて、消臭スプレーもして返した靴、少しのびて、脱ぎやすくなって、それがまたよかったとか。
オフに関する視聴者からの質問葉書に応えたあとは、本日のハイライト! 二人が一昨年『宝塚GRAPH』で連載していた名物コーナー「OSA・ASAのお悩み相談トークバトル」を、即興で再現しようというもの。あらかじめ募集した視聴者のお悩み葉書を数通取りあげてあれこれ答えたのですが、これが本当におかしかった!! 「タカラヅカを見たあと、夢み心地の幸せ気分からなかなか現実に復帰できません」、「中3の弟がはじめて女の子に告白されたのに、ぼくにはおささん(春野)みたいなきれいな人でないとふさわしくないと、ふってしまった」、「携帯の待ち受け場面をあさこさん(瀬奈)の写真にしていたら、密かに好意を持っていた男性に、『カッコいいな! 彼氏?』と言われてしまい、思わず『そうね』と答えてしまった」、「1歳と4歳の甥っ子がファンで、公園でエリザベートごっこをするくらいにエスカレート。将来タカラヅカに入りたいと言ったらどうしよう」、「歩く宝塚おとめと言われる我が家の息子。真琴つばささんのファンですが、友達が来ると部屋のポスターを隠してしまいます。情けない……」、「捨てられない本、写真、ビデオ……部屋が汚いのです! 特にスカイ・ステージに入ってからはビデオが増えるばかり」……こんな悩みに、ときに脱線しながら、軽妙に答えていく二人に、会場は爆笑につぐ爆笑。そのやりとりのおもしろさはぜひ放送をお楽しみにいただくとして、会場で一番受けていたのは、部屋が汚いというお悩み。増え続ける本とビデオというのは、タカラヅカファン共通の悩みですからね。春野いわく「化粧前がすごくきれい」な瀬奈の答は、「1年使わなかったものは処分。決断力です」でした。
続いて二人がそれぞれ1曲ずつ、歌のプレゼントです。瀬奈が新人公演初主演の「SPEAKEASY」から「風の街の純情な悪党たち」、春野が公演中の「レヴュー誕生」から「夢を紡いで」を歌います。それまでリラックスした表情を見せていた二人が、歌い出すと一転。男役のキリリとした顔を見せ、その対照がまたたまりません。参加者へのプレゼント(サイン入りプログラムと写真、5名ずつ)の抽選と名前の発表、そして1名だけ、二人との3ショット写真というプレゼントの抽選と発表が。写真当選者の方は前に呼ばれて二人に囲まれて写真撮り。その場でプレゼントされ、握手もしてもらい、これはちょっぴりうらやましかった……。 最後にそれぞれの挨拶で、20時前には幕に。春野の「このように素の部分を見せることはあまりなかったけど、これが本当の、ストレートな私」という言葉と、瀬奈の「私たちの雰囲気から花組の明るさを感じとっていただけたら」という一言が、印象的でした。 盛大な拍手の中、さっそうと二人が去ったあとは、祭りの後の倦怠感……。それにしても、率直、大胆な発言をくり出す春野、それに、臨機応変に、しかもおっとりと答える瀬奈。ふだんもきっとこうなのよねと思わせる、息のあったトークの応酬に、笑いの絶えない1時間半でした。聞くところによると、打ち合わせもほとんどなく、二人のアドリブにお任せのおしゃべりだったとか。さすですね。しかし、二人が去ったあとの喪失感の大きさよ! どんなに素顔を見せていても、どんなにリラックスした顔を見せても、やはりスターはスター。二人のカリスマ性を再認識、そんな感慨も残りました。
さて次回は、7月6日に迫った「開局一周年記念生放送スペシャル」、6時間生放送の模様をレポートしてみましょう。なにせ6時間。食べ物や飲み物も用意してがんばってみるつもりですが、どうなることか。初風緑、樹里咲穂の司会で送るこの番組、宝塚、東京、大宮と3つの劇場からの生中継、轟悠と和央ようかの対談のほか、さまざまなゲストも登場するとか。楽しみがつのります。ということで、次回までごきげんよう。MKでした。 |
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■カウントダウン特集バックナンバー(2001年4月17日〜2001年7月1日) |
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