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![]() ![]() 本当にお久しぶりです。前回の番組チェックが5月でしたからずいぶん間があいてしまい、ごめんなさい。その間、番外編として「VO5 presents スカイ・ステージ・トークSpecial第5回 湖月わたる・汐美真帆・立樹遥」の生チェックが入りましたが、ご覧になっていただけましたか?この番外編、先日行われた第6回「和央ようか・遼河はるひ・悠未ひろ」も近々アップ予定なので、こちらも楽しみにお待ちくださいね。 それにしても暑いですね。東京で観測史上最高の39.5℃を記録した7月20日のお昼すぎ、私はちょうど街中にいたのですが、まるでお湯の中。陽の光が白く、道からは湯気が立ち上り、これはただごとではないなと思ったら、やっぱりでした。去年が涼しかったので、今年の暑さはいっそうこたえます。こんな暑い季節にはできるだけ外出を控え、お家でスカイ・ステージがいちばんですよ。 スカイ・ステージも7月で無事に満2年を迎えました。この満2周年を記念して、7月から新番組が4本登場。そこで今回の番組チェックは、その新番組の第1回目を取りあげてみましょう。8月には第2回がオンエアされますので、参考にしてください。 まずは専科の2人、初風緑と樹里咲穂の番組から。明るく、何事にも一生懸命、ファイトいっぱいの初風、なんでも楽しんじゃおう、リラックスムードのトーク名人で人望も厚い樹里、それぞれの個性を生かしたシリーズです。 初風の新番組は「出逢いGA1番」。初風が興味をもっていることに挑戦して、さまざまな人と出逢い、体験して、いろいろな発見をするという30分番組。 第1回目は、最近夢中になっている「ゴルフ」。「ゴルフと宝塚の共通点って!?」ということで、プロゴルファーの兵頭慧美さんの指導を受けながら3ホールをラウンド。小雨まじりのあいにくの天候のなか、かなり寒そうでしたが、持ち前の明るさで元気いっぱいにプレー。反射神経、集中力、呼吸、リズム感、アクシデントへの対処などさすがで、プロのアドバイスを受けるとスイングもたちまち修正。ナイスショットを連発していました。プレイ後はクラブハウスでトークです。
「自分の名前が緑なんで、緑の中に入ると自分の世界に“ようこそ”みたいな気分になれちゃう……実際にボールを追いながらプレーすると、やっぱりその世界の中で一本芯をもって極めていかなければいけないということを今日すごく感じました。ある意味、自分との闘いで孤独じゃないですか?舞台の上でも孤独な闘いですから、そういう意味で似ているな、またワンプレーの中でどこまで自分を高めて今まで積んできたことの結果を出すかって、そういうのがすごく舞台と共通するなって思いました」と初風。それに対して兵頭プロも「そうですね、今日はじめてご一緒させていただいたんですけど、共通することばかりでしたね。リズムとか身体一つ一つの動きも」と同意するなど、話がはずみます。 プレー中、安全パイを取るか、危険は多少あるが挑戦してみるか、プロのアドバイスに、初風「人生に逃げ道なし」と果敢に挑戦して、見事にナイスショット。「どんな障害があっても突き進む。人生も舞台も」……初風らしい言葉でした。8月は「デコパージュ」に挑戦するそうで、これも楽しみです。
初風は劇団外に出かけて行きますが、樹里の「JURIの“それってどうなの!?”」は、劇団内、それも稽古場外の通称リラックス・コーナー(後ろに段ボールの箱や小道具などが積まれています)を占拠しての、きわめて気楽でカジュアルなトーク番組。毎回2人のゲストを招き、進行役として第2期スカイ・フェアリーズが1人、アシスタントについています。樹里の軽妙な司会がゲストの素顔を浮かび上がらせ、笑っているうちに時間がアッという間に過ぎてしまったという楽しい番組でした。 第1回目のゲストは花組の愛音羽麗と遠野あすか。「この二人呼んだら、盛り上がる」という樹里のねらい通りの、リラックスしっぱなし、笑いいっぱいのトークでした。放っておいたらどこまでもつづきそうなトークの進行を担当するのが、今回は、同じく花組の望月理世。ときどき顔を出して、番組を進めます。 まずは2人の樹里との出会いから。愛音は『ミケランジェロ』、『エリザベート』でも共演していますが、樹里のディナーショーに出たのが決定的だったとか。そのメンバーでニューヨーク旅行にも出かけ、その珍道中ぶりもあとでくわしく語られます。遠野とは和央ようか主演の『Crossroad』、樹里主演の『FREEDOM』でも共演していて、それこそこのリラックス・コーナーで役づくりについて大激論を交わした仲。最近では新宿コマの『シンデレラ』で共演しています。
そんな話がはずむうち、樹里手書きのボードが登場。まずは舞台編で、「楽屋」、「心がけていること」、「ラブシーン」、「宝塚」、「出会い」の5つが短冊に書かれて貼ってあります。「ゲストにこの中から1つずつ選んでもらって、それについて話しちゃおう!」というわけです。まず「ラブシーン」を選んだ愛音、この前の『NAKED CITY』で、芝居の中での「初チュー」があったと盛り上がります。「楽屋」を選んだ遠野は、樹里との新宿コマ『シンデレラ』の楽屋に台所があって、なんと鉄板焼きやお好み焼きを楽しんだとか。愛音セレクトの「宝塚」では各自の宝塚初観劇、入団を決意した思い出の公演を語ります。そこに突然通りがかった未涼亜希と嶺輝あやと。びっくりしながらも挨拶をして帰ります。もう一つ「心がけていること」を遠野が選び、このコーナーは終了。樹里が心がけていることは「日々明るく過ごすこと」とか。納得。 次は同じ趣向で、オフ編。「10円」、「DVD」、「お好み焼き」、「ニューヨーク」、「休日って」の5つです。おもしろそうでしょう?ところで「10円」って何でしょう?これは説明しづらいので、ぜひ放送で。DVDを収集している樹里、今凝っているのは池田理代子原作のアニメ『お兄さまへ』、「タカラヅカでもぜひやりたいね」と大盛り上がり。樹里のディナーショーメンバーで行ったニューヨーク旅行で、言葉がわからなくて面倒くさく、何にでも100ドル札を出していた愛音は、それに懲りて最近英会話を習いはじめたとか。ニューヨーク旅行の楽しい写真をいっぱい紹介します。
舞台では熱い演技を見せる愛音のボケぶり、「こう見えてもお笑い好き」と樹里に言われた遠野、そんな意外な素顔がのぞけた楽しいトークでした。望月が3人の今後の予定を告知し、チェキで記念写真を「はい、チーズ!」。3人のサイン入りで1枚を視聴者にプレゼントということに。そして最後は、恒例になる予定だそうですが、3人の歌。「ミー&マイ・ガール」を美しくハモります。8月のゲストは宙組の遼河はるひと、彩乃かなみ。アシスタントは早霧せいなです。8月も絶対見たいと思った、楽しい60分でした。 元月組トップスター真琴つばさの「真琴つばさのAnother Stage」は、毎回各方面からゲストを迎え、舞台の楽しさ、タカラヅカの魅力などを語り合う60分の対談番組。So-netTVとの共同制作で7月からはじまりました。第1回目のゲストは、「渡る世間は鬼ばかり」の名プロデューサーとして有名な石井ふく子さん。 まずはゲストが「大切なモノ」を紹介するコーナー。石井さんの大切なモノは、凝った作りの置き時計。プロデューサーという仕事柄、時間に追われがちな石井さん、時間に追いかけられるのがイヤ、確認して仕事をしたいということで、時計が大好き。仕事部屋には時計が4つもあるそうです。つづく「ホームドラマを語る」、「プロデューサーとしての秘訣」では、家族の関係が希薄になっている現代だからこそ、家族のドラマにこだわりたいと語ります。 次は、写真を通して石井さんの歴史、素顔に迫るコーナー。新派の俳優だった父・伊志井貫のこと、川口松太郎に教わった「演出は元気でないといけない。元気でないと舞台が元気になれない」という言葉、美空ひばりの手作り弁当で嫌いだったカボチャが食べられるようになった話、プロデューサーとして長年関わった東芝日曜劇場のエピソードなど、何枚もの写真を見ながら、内容の濃い話がつづきます。そして「プロデューサーの仕事」、「“渡る世間は鬼ばかり”の現場秘話」、「キャスティングを語る」……プロデューサーには健康管理も大切な仕事で、出演者の好き嫌いを知った上での弁当の手配も大事、緊張して食べられない人もいるので、自分でお握りを握って持っていくこともあるとか。これにはちょっとびっくりしました。
ここでコラム的に「宝塚ひもとき」。第1回は”大階段”で、大階段の寸法で作った2段の階段を、東京宝塚劇場前などに持っていって、一般の人(犬もいました)に降りてみてもらおうという趣向。「うれしい!」といいながら降りてみて、異口同音に「怖い!」。奥行き23cmの階段は高さもあり、たしかに怖そうです。大階段やタカラヅカに対する思いがいろいろ伝わってきて、おもしろい企画でした。 そして石井さんの話に戻って、次は石井さんとタカラヅカ。真琴が質問をして石井さんが答をガラス板に書くのですが、「タカラヅカに対するイメージは?」の答えが「美しい、さわやか」。……「一生懸命なみなさんの心が伝わり、自分のポジションを守って立っている姿が美しい。見る人にさわやかな風を送ってくれる。心の美しさを感じる」そうです。 最後は「節目トーク」。「節目を見れば人生がわかる」ということで、石井さんの人生の歴史を、「テレビに誘われたとき」、「父の舞台『なつかしい顔』を演出したとき」、「TBSをやめたとき」の3つの節目に分けて語ってもらいました。OL時代宣伝部でラジオCMを作っていた石井さん、ある日テレビに誘われますが、当時はラジオ全盛時代、テレビに映ることは左遷だったとか。
真琴が印象的だったと語るのは、石井さんプロデュースの東芝日曜劇場最後の番組「女の家」の最終回が、店の暖簾を、降ろさずに見上げるシーンで終わっていたこと。退団してもタカラヅカという暖簾は降ろさなくていいのだと、感じたとか。 まとめで石井さんは言います。「私の一番好きな言葉は、“焦らない、諦めない、怒らない”」。これからの夢は「やる気と元気と、勇気」。「真琴さんはまだこれから。これからいっぱいやることがありますよ」。なんだか勇気をもらったような気がします。 8月のゲストは池畑慎之介。今回最後に、真琴はこう言いました。「今回は正直緊張して、かなりネコをかぶっていましたので、来月、次はどんな私に出会えるか、楽しみにしていてください」。サービス精神旺盛でタカラヅカ大好きの池畑とは、よりリラックスした楽しい話が期待できそうです。 最後のご紹介する新番組は「宝塚名作Check it Out!」。以前『ベルサイユのばら』をまとめて放送したとき「『ベルサイユのばら』Check it Out!」という番組があり、マニアックなうんちくが映像とともに語られていて、非常におもしろかったのですが、これの発展系ですね。毎回1作品を取りあげて、登場人物や背景などの豆知識を伝授しようというのが主旨。
7月の第1回は「ノバ・ボサ・ノバ(前編)」。’71年6月の星組・宝塚大劇場での初演から、同年8月の雪組・東京宝塚劇場公演、’72年雪組、’76年花組、そして’99年の雪組と月組での公演の、主要出演者を写真と映像で紹介しています。歴代ソール、オーロ、エストレーラ、マール&ブリーザ、メール夫人はもちろん、出世役と言われるドアボーイ(ドアガールだったことも)、尼僧マーマとルーア神父もしっかり。そしてソールとオーロのお金ばらまきシーン、全員でサンバで浮かれ騒ぐカルナバルシーンもばっちりで、’99年雪組で話題になった役替わりも全部見られますよ。それにしてもこうして見てみると、同じように見える衣裳も、時代と出演者の個性によってずいぶん違うのですね。たとえば轟ソールは黒で、真琴ソールは白とか。
8月の第2回は、「ノバ・ボサ・ノバ(後編)」。どんなマニアックな資料が出てくるか、楽しみです。なおナレーションは、「『ベルばら』Check it Out!」のときと同じ、劇作家で演出家のわかぎゑふさん。歯切れよくテンポのよい口調がぴったりです。 さて今回の番組チェック、いかがでしたか。次回は、最初に述べたとおり、番外編その2として、「スカイステージ・トークSpecial 和央ようか・遼河はるひ・悠未れお」をチェックの予定。本編のチェックとしては、8月は「宝塚歌劇90周年記念座談会」として、瀬奈じゅん、霧矢大夢、貴城けい、安蘭けい、水夏希、大和悠河の座談会もあるし、和央ようか主演、博多座版の宙組『鳳凰伝』・『ザ・ショー・ストッパー!』、春野寿美礼主演、全国ツアー版の花組『琥珀色の雨にぬれて』・『Cocktail』、瀬奈じゅん主演のバウ『二都物語』などの放映もあり、注目作がめじろおし。新人公演も『花の業平』、東京の『Romance de Paris』とあり、迷ってしまうところです。どうしましょうか、楽しみにお待ちください。M・Kでした。では次回まで、ごきげんよう。 |
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■カウントダウン特集バックナンバー(2001年4月17日〜2001年7月1日) |
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